AIの進化が著しくて、経営者仲間の中ではこんな話題になります。
「私たちの仕事はどうなるんだろう」
「働き方も、価値観も変わっていくんだろうな」
私自身、補助金の申請書作成や事業計画づくりの場面で、AIを壁打ち相手にしながら文章をまとめることが増えました。
流れを整理してくれたり、言葉を整えてくれたり、視点を追加してくれたり。
正直、とても頼もしい存在です。
このやり方がもっと一般的になって、みんながAIを使いこなしてアイデアを広げられるようになったら
——私たちのような事業計画書作成のお手伝いは、いずれ不要になるのかもしれない。
そんなこともふと感じます。
では、AI時代に人に残る仕事って、何なんでしょう。
写真が仕上がってきて、思ったこと
先日、写真家の中田しのぶさんに撮影していただいた写真が仕上がってきました。

私がしのぶさんにお願いしたのは、ひとつ。
「私自身が気づいていない私を引き出してほしい」
完成した写真を眺めてみると、ふんわり笑う姿や、柔らかい表情。
静かに芯が通っているような顔。
そこには、私の知らない私がいました。

中田しのぶさんが引き出して下さった私です。
この写真を見て思いました。
人間に残されているのは、想像を超えるものを引き出す力かもしれないな、と。
AIは「指示されたもの」は作れるけど
画像生成の技術も発展しました。
たとえば、自分のプロフィール写真をアップして
「この女性が資料作成に悩んでいる様子を作って」
と指示すれば、それっぽい画像は作ってくれます。


どんなものが欲しいか、自分の中で分かっていると指示することができます。
しかし、今回、中田しのぶさんの撮影でお願いしたのは
「見たことのない私の表情」
オーダーしている私自身が「何が欲しいのか」を言語化しきれていません。
私が知らない姿だから、指示の出しようがない。
完成イメージが、私の中にない。
それでも、私の奥にあるものを出して欲しい。
そこから一緒に探って、形にしていく。
それができたのは、技術というより「人と人の間に生まれるプロセス」でした。
しのぶさんとの間合いが、私をほどいていった
撮影の中で印象的だったのは、しのぶさんとの間合いです。
話していくうちに、私の心がほぐれていって
気づいたら、頭で作った表情ではなく、もっと奥にあったものがふっと出てくる感覚でした。
「よく見せよう」でもなく
「ちゃんとして見せよう」でもなく
ただ、私自身を写真家さんにゆだねている時間でした。
これは、まだAIが簡単に置き換えられるものではない気がします。
正解を出すのではなく、正解のないものを一緒に探す時間だから。
「私にしかできないこと」を深めていく
便利なものはAIに任せていい。
でも、想像を超えるものを生むには、人の感受性や関係性が必要な場面がある。
おまけ


