「準備が整ってから動こう」と思って、気づいたらずっと動けていない……なんて経験、ありませんか?
色々な方の相談を受ける中で、完璧な準備を目指している方が多いなと感じます。
でも、準備が整うのを待っていても、永遠に整わない。 本当の意味での準備は、動いた先にしか落ちていないんです。
展示会でビジネスを広げたい!
先日のグループコンサルティングで次のようなご相談を頂きました。
「展示会を活用して、もっと多くの人に自分のビジネスを知ってもらいたい」
展示会って、皆さん参加されたことはありますか?
美容系なら ビューティーワールドジャパン や 癒しフェア、技術系なら大阪商工会議所の 大勧業展、もっとこじんまりしたものなら大阪産業創造会館での 香りビジネス展示会 や 健康経営商談会 など、業種に絞った展示会も最近はとても充実しています。

こういう場所は、理念の近いお客様や取引先と出会える、まさに宝の山なんです。
いきなり「ビッグサイト」を目指さなくていい
展示会の規模って、本当にさまざまです。
東京ビッグサイトやインテックス大阪のような大型会場だと、出展料は 50万〜100万円 にもなります。
一方、産業創造会館やマイドームなら 3万円前後 から出展できるものもある。
「最終的にはビッグサイトに出たい!」という夢、めちゃくちゃ素敵です。
でも私がおすすめしているのは、まず1〜3万円の展示会に出てみること。
理由はシンプルで、どれだけ準備をしても、行ってみないとわからないことだらけだから。
これ、展示会だけじゃなくて、ポップアップショップでも、セミナーでも、まったく同じことが言えます。
私自身の「恥ずかしい気づき」の数々
私も開発した 嬉野茶のお菓子 をマルシェで販売しているんですが、最初のうちはそりゃあもう気づきのオンパレードでした(笑)。
行く前は「よし、準備万端!」と思っていても、いざ出展してみると……
テーブルクロスが地味すぎて埋もれてしまう
普通のワンピースより、エプロンをした方がお菓子販売っぽくて親しみやすい
商品をテーブルに寝かせて並べるより、アフタヌーンティースタンドで 高さを出す と断然目立つ
お客様から「領収書をいただけますか?」と聞かれて、(あ、そうか!手土産需要がある!)と初めて気づく
この「領収書」の話、当日その瞬間まで頭になかったんですよ。
でも言われてみれば確かにそう。行かないと、絶対に気づけなかった。
気づいたことはその場でiPhoneのメモにどんどん追加して、次の出展に向けて準備リストを育てています。


AIは70点を作ってくれる。残りの30点は「現場」にある
最近は展示会やセミナーの準備をAIに相談すると、かなり精度の高いチェックリストを作ってくれます。これは本当にありがたい。
でも私の実感では、AIが連れてきてくれるのは70点まで。
残りの70点→100点への道のりは、やっぱり現場にしか落ちていない。
お客様のリアルな声、他のブースを見て初めて気づくこと、その場の空気感。これはどんな優秀なAIにも再現できない「生きた情報」です。
だからこそ、現場に出る回数を増やすことが、一番の近道なんだと確信しています。
ワークショップも「まず小さくやってみる」が正解
先日、わくらくで 水引きを結ぶワークショップ を開催しました。

事前にタイムスケジュールはしっかり組みました。「このワーク、10分あれば皆さんできるよね」という仮説のもとで。
でも実際にやってみたら……参加者から出てきた声がこれです。
「完成形を最初に見せてほしかった。そうしたらもっとスムーズにできたのに」
「この水引き、どんなシーンで使えるの?活用提案があるとよかった」
「○○があれば、もっとやりやすかったかも」
「完成形を最初に見せる」なんて、言われてみれば当たり前のこと。
でも自分だけで考えていたら気づかなかった。参加者の声が、コンテンツを育ててくれる。
セミナーもワークショップも、最初から完璧なものなんてありません。回を重ねるごとに磨かれていくものです。
本番の前に、準備運動の場を意識的に作ろう。
展示会なら、まず小規模なものに出てみる。
セミナーなら、知り合いを集めてモニター会を開く。
ワークショップなら、コミュニティで体験会をやってみる。
わくらくでは先日、占い師として活動したい方の「鑑定体験会」も開催しました。
本格デビュー前の練習の場として、コミュニティがそういう実験の場になれたら、という思いで運営しています。
多少うまくいかなくても大丈夫な場所で、どんどん試してほしい。失敗は恥じゃなく、本番へのデータ収集です。