人脈って、どうやって作るものだと思いますか?
スモールビジネスを続けていく上で、「人脈」はとても大切な資産です。
困った時に助けてくれる人がどれだけいるか、それが事業を続けられるかどうかに直結していると私は感じています。
「応援してくれる人」の存在が、続ける力になる
私は今、「茶縁サブレ」というサブレを販売しています。
テストマーケティングの段階からモニターとして協力してくださった方、販売開始と同時に「応援するよ!」と買ってくださった方がいたから、今も続けることができています。


淀屋橋のオフィスビルでポップアップショップを開いた時も、知り合いがたくさん来てくれるんです。
「応援したいんや」と言いながら来てくれる顔を見ると、本当にありがたくて。
たった3枚、5枚でも売れた喜びが
「また次も頑張ろう」
「ちゃんと場所を維持していこう
」というエネルギーになる。
この経験から、人脈とは単なる「つながりの数」ではなく、「いざという時に動いてくれる関係性の深さ」だと確信しています。
では、そんな深い関係性はどうやって築くのでしょうか?
交流会や名刺交換だけでは残らない、という現実
SNSで気になる人をフォローしたり、交流会で名刺交換してフォローメールを送ったり。
私もさまざまな人脈づくりの手法を試してきました。
でも正直に言うと、そうやってつながった縁の多くは、時間とともに薄れていきました。
今振り返って「残っているご縁」を辿ると、一緒に何かプロジェクトをやったり、仕事を手伝い・手伝われたりした経験がある方ばかりなんです。そ
こで思い出されるのが、ある先輩経営者の言葉です。
「信頼関係を作りたいなら、一緒に汗をかかないといけないのよ」
30代の頃、私は大阪商工会議所の女性会に入会しました。
当時は60〜70代の大先輩方が多く、昆布の小倉屋さんの副社長や株式会社マロニーの社長さんなど、普段なら雲の上の存在のような経営者の方々と同じ場にいることができました。
そこでの活動は、会員の事業報告会の企画、研修旅行の手配、年2回の広報誌の原稿執筆・編集といったもので、全員ボランティアです。
正直に言えば、当時の私は
「広報誌の仕事、だるいな」
「午後2時に打ち合わせって、中途半端な時間を取られてしんどい」
と思っていた時期もありました(笑)。
でも「せっかく入ったのだから3年だけ」と自分に言い聞かせて役職もいただきながら続けたんです。
40代半ばで忙しくなり退会しましたが、その時のご縁は20年以上経った今でも続いています。
2年前にブルーローズ賞を受賞できたのも、女性会の先輩が推薦してくださったからです。
一緒に原稿をチェックして、旅行の段取りをして、ああでもないこうでもないと話し合った時間が、言葉では作れない信頼の土台になっていたんだと、今だから深く実感できます。
「仕事の外」での共同作業が、人柄を見せてくれる
今、私はサクヤワーキングコミュニティという、会社員・事業主の垣根を越えた働く女性のコミュニティでも活動しています。
先日も9月開催のイベントに向けて、内容の検討から役割分担、アンケート作成や広報まで、みんなで手分けして準備を進めました。
みんな忙しい合間を縫って、無償でやっています。
こういう共同作業の中で見えてくるものがあります。
「この人、仕事が早い」
「責任を持ってやり遂げる人だな」
という、普段の交流だけでは分からない人柄です。
これは仕事の場に限りません。
友人とバーベキューを企画した時も同じで、出欠確認にすぐ反応してくれる人、「何か手伝おうか?」と声をかけてくれる人、差し入れを持ってきてくれる人。
そういうさりげない行動の積み重ねが、信頼関係の本質を形作っていくものだと思います。
まず「手伝います」の一言から始めてみよう
人脈を作りたい、長く付き合える仲間が欲しいと思った時、ランチ会を開いたりSNSでつながったりするのも大切な一歩です。
でも、もう一歩踏み込んで「何かの活動に参加して、一緒に汗をかく」経験をしてみると、もっと強固な関係性が生まれます。
遠回りのように感じるかもしれませんが、これが最も確かな人脈づくりの方法だと私は信じています。
具体的にどこから始めればいいか迷う方には、こんな方法をおすすめします。
近いうちに参加予定のセミナーやイベントがあれば、主催者に「お手伝いできることはありますか?」と一言伝えてみてください。
受付の補助をしたり、少し早めに来て資料を配ったりするだけでも、主催者にとっては本当にありがたいものです。
そのひとつの行動が、長いご縁の始まりになるかもしれません。