「やりたいこと」が動き出す日——ワークショップ設計の舞台裏

2026/07/10

先日、北大阪商工会議所さんが主催されるセミナーで「行動カレンダーワークショップ」を行いました。

 

このワークショップ、ひと言で言うと「頭の中にぐるぐるしているやりたいことを、実際に動けるカレンダーに変換する場」です。

「やりたいことはある。でも形にできない」 

「なんとなく忙しいけど、前に進んでいる感じがしない」

そんなモヤモヤを抱えた女性たちが集まってくださいました。

 

終わった後にいただいた感想が、じわっと嬉しかったんです。

「本音の感情に気づきました」

 「自分の課題が見えてきました」

 「頭の中がとっちらかっていることに、初めて気づきました(笑)」

 

来た時より、何かひとつ「わかった」を持って帰っていただけた。

そしてそれぞれが「次はこれをする」というアクションプランまで落とし込めた。

それが何より嬉しかったです。

 

我流で限界を感じて設計を学んだ

今日はワークショップの内容より、設計の裏側をお話ししたいと思います。

実は私、企業研修の経験もなく、研修講師としての訓練も受けないまま起業して、創業塾やセミナーを「なんとなく」でやり始めた人間なんです(笑)。

 

その頃のアンケートには、こんなことが書かれていました。

「話し方が幼い」 「品がない」

ショックでした。

 

そこでボイストレーニングを受けたり、試行錯誤を重ねてきました。

そして私にとって本当の転機になったのが、行動変容の専門家・永谷研一さんとの出会いでした。

 

3年間、「隣で見続けた」ことが財産になった

コロナ前の2017年から約3年間、永谷さんの企業研修に月1回アシスタントとして同行させていただきました。

講師として壇上に立つのではなく、隣でお手伝いしながら学ぶという経験です。

 

この経験で学んだことは、今も私のワークショップ設計の骨格になっています。

 

たとえば——

参加者の属性をどう読むか。

20代と50代では響くものが違う。

「自分の意思で来た起業家」と「会社に言われて来た会社員」では、エネルギーの方向が全然違う。

時間帯という魔物。

午後1時は、全人類の大多数が眠くなります(例外の方、ごめんなさい)。

昨日のワークショップもまさに13〜15時。

だからテンポを上げて、ワークの比重を高めて、参加者自身が「動く」時間を多く設計しました。


4時間の集中力をどう設計するか。

緩急、問いかけ、手を動かす時間、「飽きさせない」は講師の仕事です。


「窓フェチ」になった理由

そして今回、あらためて実感したのが会場の力です。

昨日のセミナーの会場、ガラス張りで、向こうに広がるのは関西医科大学の緑豊かなお庭。

見渡すとグリーンで満たされた、癒しの空間でした。

私が会場選びで必ず確認することのひとつが「窓の大きさ」です。

なぜかというと、かつて痛い失敗をしたから。

 

メンターの石川大雅先生のビジョン創造ワークショップを手伝った時、予算と立地を優先して選んだ会場が地下の窓なし会議室でした。

10時から17時まで、丸1日のワークショップ。

結果は疲れやすい、発想が広がらない、ペンの走りが重い。


終わった後のスタッフミーティングで先生がひと言——

「この会場はダメだ。窓がないとビジョンは広がらない」

先に言ってよ・・・と思いました。

 

でもその経験から学びました。

開放感は、発想のスイッチを入れる。

空が見える。緑が見える。視線が遠くに届く。

それだけで、頭の中にあるものが外に出やすくなります。

 

だから私は、御堂筋の窓を選んだ

今、私が入居しているシェアオフィスは御堂筋と本町通りの角地にあります。

天井から足元近くまで届く大きな窓。どちらを向いても大きな通り。

 

わくらくで開催している勉強会は、対面とオンラインのハイブリッド形式。

でも、もし来られるなら、ぜひ対面で来てほしいと思っています。

この開放感は、画面越しには伝えきれませんから。

 

もしあなたがセミナーや勉強会を開催しているなら、ぜひ一度確認してみてください。

 

その時間帯に、参加者のエネルギーはどんな状態?

対面かオンラインか、で設計は変えている?

そして——会場の窓、大きいですか?

ワークショップの質は、講師の話す内容だけじゃない。

設計と空間が、参加者の気づきの深さを決めると私は思っています。

 

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