やりたいことを色々と広げることは楽しくてワクワクするものですが
売上が伸び悩んでいるものを終わらせることは、結構難しいものです。
先日、会員さんから
「事務所を手放そうと思っているが決心がつかない」
と相談を受けました。
新型コロナウィルスの影響で、サービスをオンライン対応に切り替えられて、
そちらで売上が伸びているので、事務所をなくしても問題なさそうです。
でも、事務所を手放すって、勇気がいるんです。
事務所があった方が便利なこともあるよね・・・
事務所があった方が、ちゃんと仕事している人に見えるよね・・・
オンラインが苦手なので、直接会いたいという人もいるんちゃうかな・・・
手放す
と思うと、それにブレーキをかける考えがあれこれ湧いてきます。
中途半端な情が絡むと決断しにくい
実は私もこの春、12年ほど取り組んでいた事業を手放しました。
全国の呉服店に向けた振袖ネイルチップ事業です。
振袖の柄に合わせたネイルチップを全国に販売していました。
弊社の売上の10~20%を占める事業でしたが、現在の弊社の体制や、
ネイルチップ事業をさらに発展させるには、弊社が手放した方が良い
と考えて信頼できる方に譲渡しました。
ただ、この決断を下すにも3年以上悩みました。
取引先のお客様が信頼して下さっているのに、私が辞めて良いのだろうか
関わってくれるスタッフのためにも、私が続けた方が良いのでは
などとグルグル考えて、決断ができなかったのです。
あれこれ考えてもすぐに結論が出ない場合
「とりあえず、考えるのを辞めよう」
と思って、そのままにしがちです。
決めない方がラクだから。
辞めるとなると、あの人にもあの人にも説明しないといけない。
引継ぎの段取りもしなきゃいけない。
面倒、気が重い
と物事を先延ばしにしてしまうのです。
私の場合は、次のような状況で私自身がいっぱいいっぱいになり、
限界だ!と判断して、ようやく手放すことができました。
・社員の在宅勤務が増え、形があるものを売り買いする業務が弊社の体制に合わなくなったこと
・コンサルティング業務など、主軸の事業が忙しくなったこと
このように、何かを手放すって難しいものです。
特に、辞めるという決断をすることで、不利になりそうな人の顔が一人でも浮かぶと
中途半端な情が絡んで決めることができません。
実際に、辞めると決めてしまったら、お客様もスムーズに移行して下さるものなのです。
今では、どうしてもっと早く決断できなかったのだろうと思うくらいです。
自分のことを客観的に見るのは難しい
「辞めるかどうか」
という判断は、自分一人では難しい。
長く続けてきた事業だったり、お客様との関りがあれば、客観的に冷静に判断できません。
このような時、わくらくでは状況をお聞きして、本人の気持ちも整理しながら、どうしたら良いか一緒に考えます。
辞めたいけど、〇〇が引っ掛かる。。。という場合は、
〇〇について良い方法を考えます。
モヤモヤを抱え続けると、エネルギーを消耗してしまうので、。
ササっと的確な判断ができるよう、いつでもわくらくにご相談下さい。